大田区大森の小児科|ふじみクリニック|花粉症・アレルギー

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地域皆様の健康と笑顔のために…

地域皆様の健康と
笑顔のために…

お知らせ


2025.06.09 感染症について:この1週間の傾向

特定の感染症の流行*はありません。
・鼻かぜはそれほど多くないですがみられました。6/7の週末くらいから、喘鳴を伴う(気管支炎)頻度が多くなってきました。喘息管理中の方は気を付けてください。
・夏風邪は年齢問わず、増えてきました。なお、典型的な手足口病やヘルパンギーナ症状はほとんどなく、手足の発疹が出ているお子さんはいました。下痢症状が出ている場合もありました。通常は発熱は瞬間的にみられるだけが多いですが、少し長めに発熱がつづいたり、2日にわたり夜間発熱などもありました。また水ぼうそう(水痘)に似た発疹の出方をする発熱がみられない発疹症も数人みられ、夏風邪ウイルスとおもわれました。
・水ぼうそう(水痘症)も見られます。
・変わらず、溶連菌感染症が、比較的高年齢(小学生を含め)に多く見られています。

なお、溶連菌感染症は、大きい子や成人などでは、症状が強くなく、発熱がない場合もあります。
咽頭痛は共通ですが、むしろ、症状として目立つのは、嘔吐や腹痛、軽度の下痢で、次いで、発熱、頸部リンパ節腫脹、口腔内発赤、発疹などとなります。腹部症状だと胃腸炎と思いがちですが、溶連菌のこともあります。溶連菌感染症は、急性腎炎が合併症として有名ですが、最近はみることがありませんので、尿検査をすることをルーチンとする医療機関はほぼなくなりました。しかし感染既往がある場合に、頭痛が続く、血尿がみられるなどの場合は、受診するようにしてください。

*「流行」している場合は、新型コロナやインフルエンザ流行期のように、ほぼその感染症ばかりになります。ウイルス感染は、多くの場合、他のウイルスを排除するとされていることによります。ただ、新型コロナの流行時期に、従来のコロナウイルス(風邪ウイルス)の再検討などが盛んになされ、そのうち、アメリカからの研究報告で、同時感染や、従来のコロナウイルスなどは感染直後にも(免疫があるはずなのに)同じウイルスに感染することも確認されています。保育園などで、特に0歳児、1歳児などで、入園後に、続けて風邪をみんなで引き続けるのは、このような反復感染などが原因と推定されます。

2025.05.30 便秘についてのQ&Aを掲載しました

お子さんをはじめとして、多くの方に便秘で受診いただいています。
診療時は、一般的な便秘の原因、治療から、その人の場合での原因、状態などを説明しながら、お薬や日誌を使いながらどのようにお家での療養をすすめるか?についてご説明しています。
多くの親御さん、患者さんが、薬の使い方やトイレへの誘導や習慣づけ、食事などについても、こちらが期待する以上に対策していただいています。
しかし、以前ご説明したことや、すこし専門的なことをお話しすることもあることから、「なんて言ってたかな?」と思いになった時に振り返れるように、Q&Aの形で備忘録的なものを作成しました。
また、診察ができないことから、すこし診療の質が落ちてしまうこともあり、今までは引っ越しなさった方などに限定しておこなっていたオンラインの便秘外来を広く公開することになり、オンラインの方にも診療補助資料として活用いただけるように、Q&Aをウェブページに掲載することにいたしました。
まだ、「Q」が増えることや、記載の追加、図の追加などをいきますので、しばらくの間、文書形式のPDFでの掲載ですが、ある程度の時間がたったところで、ウェブ形式の見やすいものに作成し直します。それまで字が多くて読みずらいかと思いますが、該当する部分だけ見ていただけれと思います。

2025.05.29 ダニによる症状: 喘息やスキンケアで通院の患者さんへ

4歳を過ぎるとスギに反応するお子さんもではじめますが、ヒノキに対して(IgE抗体はもっていても)症状が出ることはほとんどないので、5月は症状のないお子さんがほとんどでした。しかし、2週くらい前から湿度が高くなり、ダニが増える時期に突入してきています。
ダニは免疫発達中の小さなお子さんでもIgE抗体を持っていることは多く、皮膚の検査(プリックテスト)でも陽性反応が出ている場合も少なくありません。
暑くもなってきて、汗もでるため、皮膚刺激が増えることから、スキンケアで通院のお子さんについては、すこしステロイドによるメンテナンスの頻度を上げるなど対策が必要となることがあります。
また、喘息管理中で、舌下免疫導入前の方の場合は、風邪などをひいたときや運動後にゼーゼーしやすくなる可能性がありますので、小さなお子さんでは咳が続く場合や、4歳以上のピークフローを記録中のお子さんでは、PEF値が連続して下がっている場合など気管支拡張剤(メプチンエアー(R))を使用開始とともに、受診を検討ください。

2025.05.15 いまだ花粉症のような症状が続く方に(特にフルーツでイガイガする場合に)

スギ花粉の季節が3月でおわり、小児ではヒノキで症状がでる場合は多くありませんが、ヒノキも少なくなった5月半ばくらいになっても、朝目をこすったりくしゃみをすることがあるお子さんがいます。
特に、河川敷に近い場所に住んでいるなど、良い環境である一方、イネ科の雑草(カモガヤ、ハルガヤ、オオアワガエリなど)に触れる機会が多いと感作され、アレルギー症状を生じる場合があります。
ただ、イネ科の植物はそれほど遠くまで花粉は飛散せず、症状も植物の生息地に行った場合などのため、居住地域がかなり大きい要素となります。
ただ、ハルガヤなどについては、フルーツと同じ形の抗原をもつことから、フルーツを食べた時にイガイガするPFASまたはOASといわれれる口腔内アレルギー症候群が生じる場合があり、摂食制限が必要となるので、こちらの方が実生活には影響があります。
現在、ハルガヤなどについても、舌下免疫の治験がすすんでいるようなので、対策はできる可能性が将来的にありますが、現在は、根治的な対策はありません。
皮膚検査により診断をすすめ、どの程度の反応があるかを経口負荷で確かめながら摂食制限を検討していきます。

2022.01.04 アトピー性皮膚炎に対して、PDE4阻害剤(外用薬)が使用可能となります。また内服でJAK阻害剤が発売されました。

最近までアトピー性皮膚炎の治療薬は、ステロイド(内服、外用薬)、CylocsporinA(内服)、タクロリムス(外用薬)に限られていました。一昨年に成人では承認され、昨年3/24より小児(2歳以上)でも使用可能となったJAK阻害剤軟膏(コレクチム)についで、9月に薬事承認となったホスホジエステラーゼⅣ(以下「PDE4」)阻害剤(モイゼルト軟膏)が使用できるようになります。軟膏ではステロイド以外では、効果は安定しているが、チクチクするなどから導入が難しかったタクロリムス以外に2種の薬剤が選択可能となります。これまで同様ステロイドで治療して、他の薬剤で日ごろのメンテナンスを行うというような使用法が想定されています。
またJAK阻害剤については12歳以上の小児には飲み薬、アブロシチニブ(商品名:サイバインコ)も発売され、抗ヒスタミン剤を使わず、効果的に掻痒を抑え、軟膏の効果をより引き出してくれるものとしての使用ができるようになっています。
これまで治療をやめてしまった方も積極的に治療を受けるようにお勧めします。

2020.05.05 【喘息関連情報】PM2.5の除去が喘息の改善に

PM2.5は大気中に浮遊している2.5μm(1μmは1mmの千分の1)以下の小さな粒子で、髪の毛の太さの1/30程度の径しかありません。そのため気管などでとどまらず、肺の奥深く、肺胞という呼吸交換部位にまで届くことから、従来より呼吸器系への影響に加え、循環器系への影響が危惧されていました。
日本でも少なからぬ量のPM2.5が観測されます(日々の分布はこちら)。
中国は、非常に多くのPM2.5が浮遊しているため、喘息の原因そのものになっている可能性もありますが、中国の喘息の児(5−13歳)に対してHEPAフィルターという高精度の空気清浄機を用いたところ、喘息の症状の緩和といつも定期検査で測定しているNO値もあきらかな低下が確認されたことが小規模なクロスオーバー(一人の児がHEPAフィルター付きの清浄機と付いてない清浄機を2週間ずつ繰り返し使用する)2重盲検(被験者も評価者もどちらの治療をしているか知らない方法による)比較試験結果として報告されました。
PM2.5対策でのHEPAフィルターを利用した空気清浄機の使用は、花粉やウイルス対策のみではなく、喘息の治療もしくは予防に大切な要素になる可能性があります。

2019.03.04 成人の風疹の予防接種について

風疹は、妊婦さんが妊娠初期に罹患すると赤ちゃんが難聴、白内障、心奇形を起こす風疹症候群となってしまうことがあるために、自身が風疹にならないための予防という以上に、妊婦さんへの影響のために予防は大切です。
予防接種法に基づく定期接種を受ける機会がなく、抗体保有率が他の世代に比べてかなり低い1962 年(昭和 37 年)4月2日から 1979 年(昭和 54 年)4月1日までの間に生まれた男性(現在 39 歳から 56 歳の男性)については、政府助成が決定しています。市町村から受診券をもって受診ください。
また、大田区は上記とは別に、19歳以上の妊娠を予定または希望する女性および19歳以上のパートナーの男性(妊婦のパートナーも含みます)に抗体検査と抗体保有がない場合のワクチン接種を助成していますので、大田区在住の方は抗体検査およびワクチン接種を積極的にご検討ください。
なおワクチン接種は、風疹単独のワクチンではなく麻疹・風疹ワクチンの接種です。麻疹の抗体価も徐々に低下してしまうので、麻疹対策もかねてできるだけ早めに接種するようにしましょう。

往診についてのお知らせ

2023.05.01 往診について: about a house call

English follows Japanese;
5月よりコロナの感染症法上の位置付けが5類に変更となったため、往診について、コロナ疑いの有無によらず、実施いたします。ただコロナ感染が強く疑われる場合は、Web予約の際に問診にその旨お書きください。
なお、往診はかかりつけ指定をいただいている方、気管支炎・喘息で治療中の方に対して、できるだけ継続した診療を提供することを目的として、時間外での急な発熱や咳の急な増加など急性症状への対応となります。
ご理解よろしくお願い申し上げます。

We are serving remote consultation and/or a house call for extra hours if you designate us as a home doctor on paper or your kid is under treatment for bronchitis or asthma.

ふじみクリニックの特徴

  1. 1

    お子さんのヘルスプランナーとして

    当院では、お子さんの診療のみならず、健診など踏まえお子さまの成長に関することにも積極的にご協力致します。
    最近あまり体重や身長が増えてない、肥満なのでは?、少し元気がないなど、健康管理をどうして行ったら良いかなどのご相談もお申し付けください。

  2. 2

    漢方を取り入れた治療

    西洋医学での治療のみならず、日本古来の漢方も利用し、風邪の補助療法や頭痛や便秘など慢性の症状にきめ細かな対応を行います。

  3. 3

    外にも持ち出せてすぐに検査ができるポータブルの超音波検査装置を導入

    一次診療なので、時間をそれほどかけず、重大な問題が隠れていないか?を除外できることが大切です。
    そのため、簡易なもので診察補助として用い、重大な異常がないことを確認できることが、非常に重要かつ、有用とされるようになり、「POCUS (Point of Care Ultrasound)」という主として、救急医療の手法として内科次いで小児科でも欧米から導入されつつあります。

  4. 4

    夜間、休日の発熱などに対応します

    夜間の急な発熱、嘔吐や咳発作、また、通常の診療時間での受診が間に合わなかった場合などにご相談ください。
    診察・診断(インフルエンザなどの迅速検査や超音波検査も行います)・処方(持参薬、処方箋)をいたします。Web予約も電話予約も可能です。
    かかりつけの方で登録済みのかたはLINEのご相談のみもお受けしています。
    大田区、品川区、港区のお子さんとそのご家族の方対象です。詳しくはこちら

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午前のみ診療 往診のみ(10時~12時)休診オンライン診療のみ

診療科目 小児科・アレルギー科
所在地
  • 東京都大田区大森西3-1-38
  • マチノマ大森内3F(大型駐車場完備)
電話 03-5493-5252 03-5493-5252
アクセス 京浜急行「大森町」駅徒歩10分
JR大森駅方面または、蒲田駅方面からのバスルート有
診療時間 日祝
午前(通常診療)
8:30~12:30
予防接種、乳児健診
予約制

14:00~最大15:00
午後(通常診療)
15:00~18:00
オンライン診療/往診(かかりつけ登録患者)
18:30~20:00
(最長22時)
07:00~12:00
  1. 受付は診療時間の10分前までです。
  2. ふじみクリニックは「かかりつけ機能」を有する診療所です。
  3. かかりつけの方に、診療時間外でも相談いただけるように、休日診療への参加、病院との連携(大森日赤など)の他、緊急時の電話・LINE相談対応の他、下記の往診、夜外来を設けています。

往診

  • 月、火、水、金は18:30~、1、2枠(予約は17時45分まで)となります。また日曜・祝日は10時~11:30(予約は10時まで)に往診を行っています。
  • 当院かかりつけもしくは治療中の方で、主として喘鳴症状のある方について行います。急な発熱などについては電話診療にて緊急性を判断、休日診療受診も含めて相談させていただきます。
  • 東京都内で幼児・小児に対しての区の医療券をお持ちの方は往診の場合にも使用いただけますが、交通費(一律1,000円)のみ費用が掛かりますWeb予約もしくは電話(03-5493-525203-5493-5252)にお問い合わせください。人数に限りがありますので、要請が多い場合、かかりつけの方を優先に往診させていただきます。